ホコリや髪の毛が散らばっている床を、掃除機をかけて吸い取った後は気持ちいいですよね?
しかし、吸い取ったつもりの髪の毛などは、掃除機のノズル裏のローラーに絡まって、しっかり吸い取られていないということがよくありませんか?
今回は、絡まって取れなくなってしまった掃除機ノズルのホコリや髪の毛を取る方法について、書いていきます。
髪の毛・ホコリがノズルのローラーに絡まる
家の中のリビングなどに落ちているゴミは、髪の毛とホコリが多いですよね。
掃除機をかけるともちろんキレイになりますが、掃除機を使っているうちに、どうもノズルが滑っていかないと感じる時はありませんか?
そんな時は、ノズルをひっくり返してみると、ローラーに髪の毛が絡まって、うまく回らないようになっていることが多いです。
気が付かずにそのまま使っていると、髪の毛とホコリでローラーががんじがらめになって、動かなくなってしまいます。
車のブレーキをかけたまま滑っている状態です。
ノズルのローラーはただのゴミ取りブラシ状態となり、ヘッドを動かしても、ローラーとして全く機能しなくなります。
実は筆者は、2年ぐらいノズルのお手入れをせずに掃除機を使い続けてしまったことがありました。
ローラーが回転しない状態に慣れてしまい、すぐに気付くことができなかったのです。
まずは説明書に従って分解してお手入れ
このような時は、まずは掃除機の説明書通りにお手入れをしてみます。
掃除機がこのような状態になってしまうのは、家電メーカーにとって想定内でしょうから、説明書には、ノズルの先を分解してローラー部分を外す方法が書いてあるはずです。
手でとれないホコリや髪の毛は、ハサミを入れるとほとんどとれると思います。
ローラーのブラシに挟まっているホコリは、古いハブラシなどでとっていくのが便利です。
どうしても残るゴミはリッパーを使う!
筆者の経験の話ですが、教科書通りのお手入れをしても、分解できない部分に絡まった髪の毛がどうしても残ってしまいます。
どのような掃除機でも、起こりうると思います。
筆者が使う掃除機では、ブラシ部分のホコリ・髪はすぐに除去できたものの、ローラーブラシの両脇についた小さなローラー部分は分解してメンテナンスすることができず、わずか5㎜程度の隙間に髪の毛とほこりが入り込んでしまっていました。
細かい部分なのでハサミが入りません。
ここで秘密兵器登場です。
高価な専用の道具ではありません!家にある道具で充分とれます!
それは「リッパー」です。
リッパーとは、布に縫い付けた糸を切ってほぐすお裁縫道具です。
間違えて縫い付けた箇所を縫い直したり、ボタンの付け替え時に古いボタンを外すために、よく使っていると思います。
「え?リッパーを使う?」
と聞いてビックリされましたか?
私は知人に教えてもらった時には、その発想に驚きました。
でも、ものすごいパフォーマンスを発揮してくれました。
その時ノズルの先の状態は、髪の毛やほこりが絡まり過ぎて、ミシン糸の縫い付け部分にリッパーの先端部分を入れて糸を切っていくような状態ではありませんでした。
先端部分が入り込めないので、1点に狙いをつけ、そこだけリッパーでひたすら掘っていくようなイメージで、初めは固まっていたホコリやらを突いていきました。
1点のみ深く切っていくと、周りのほこり達もかなり取れやすくなります。時にはスルッとまとまってとれてくれました。
幅も深さも5㎜程度のスペースに凝縮されたほこり達が、20倍くらいに膨らんでいたと思います。
こうして積年のほこりを取ることができました。
この経験をしてからは、まめにノズルの裏をチェックして、絡まっているホコリなどを取るようにしています。
ローラーを分解しなくても、まめにリッパーを使って髪の毛などを除去すると、ローラーがきちんと回転し、快適に掃除機をかけることができます。
リッパーは100均でも買えます。
お裁縫道具のリッパーを髪の毛とりと共用するのに抵抗がある場合も気軽に購入できます。
もしお持ちの掃除機ノズルのローラーが髪の毛やホコリで固定されてしまうような状態になっていたら、リッパーを使ってホコリをとってみてくださいね。