家のリフォームをする際の住宅設備について悩んでいませんか?
筆者は、10年前に中古の一戸建て住宅を購入、リフォームした家に住んでいます。
あちこちのモデルルームを渡り歩き、いろいろな住宅設備を検討しました。
10年経った今、本当に設置してよかった設備に「ブラインド機能つき電動シャッター」があります。
今回は「ブラインド機能つき電動シャッター」をつけるメリットや設置体験について書いていきます。
シャッターをブラインド付きにするメリット
四方を外に囲まれることになる一軒家にとって、シャッターは、雨風を遮るためではなく、防犯上でも重要な住宅設備になります。
夜寝る時や旅行で数日家を空ける時、台風などで雨風がひどい時などは、窓ガラスだけでは心もとないです。
しかしシャッターを下ろすことで、窓ガラスが割れたり侵入されたりを防ぐ強い味方となります。
筆者の家は2階建てですが、1階2階共、人が出入りする大きさの窓には、すべてシャッターをつけることにしました。
また、手動で開閉するタイプだと、普段あまり使わない部屋は、閉めっぱなしか開けっ放しになるだろうと予想し、全て電動タイプのものにすると初めから決めていました。
このような方針のもと、各メーカーのシャッターを比較検討していくうちに浮上したのが、
「ブライド機能付電動シャッター」
でした。
いくら開閉が自動でも、光を全て遮るか全面的に取り入れるか、という2つしか選べない状態より数倍便利であると感じたからです。
シャッターをブラインド機能付きにすると、
- シャッターを閉めた状態で、好みの採光がとれる(光ありなしの二者択一より、自由に光を調節できる)
- 遮光カーテン・ブラインド・グリーンカーテン・よしずの設置不要
- シャッターが閉まった状態で通風ができるので、就寝時にすぐに侵入できないという安全性を確保しながら風を通せる
というメリットが生まれます。
シャッターをつけるべき窓は6つあるのですが、全てブラインド機能つき電動シャッターにして正解でした。
住んだ当初からメリット感じ、ブラインド機能がないシャッターがない生活は今では考えられません。
選んだのは、オイレスECOの「サンシャディ」
自宅に設置することになったのは、オイレスECOというメーカーの「サンシャディ」です。
現在は「ブリイユ」という商品名になっています。
当時リサーチした中では、ブライド機能がついているシャッターはオイレスECOのこの製品だけでした。
設置してから10年になるので、他社製品で同様のものはあるかもしれません。
使用勝手をご紹介します。
スイッチは、
- あける
- とめる
- しめる
の3種類です。
スイッチの操作ですが、
- シャッターが閉まっている状態で「あける」を少し長押し気味に押すと、シャッターが下から開いていく
- シャッターが開いている状態で「しめる」を少し長押し気味に押すと、シャッターが上から閉まっていく
- シャッターが開閉している最中、ブラインドの羽は半分開いた状態になる
- 全閉から全開、全開から全閉する所要時間は、約50秒
- 途中で止めたい時「とめる」を押すと、開閉がストップする
- シャッターの羽は、0~90度まで自由角度調節でき、シャッターが閉まっている状態で「あける」「しめる」を短めに押すことで角度を調節できる
この機能を使うと、
- 夏の夜などに風を通したいけれど外から見られたくない場合には、部屋の中が外から見えない状態で風を通せる
- 暑い日中も、ブラインド替わりに、日光を遮ることができる
- 就寝時には、風は通すけれどシャッターを下ろした状態で、安心して心地よく眠るれる
という生活を送ることができます。侵入者が外からシャッターを静かにこじあけるなんて、かなり難易度が高いでしょうから。
エアコンの風ではなく、できれば外の風を取り入れながら休みたい派なので、寝室でこの機能はフルに発揮されています。
デメリットは?
一番気を付けなければならないのは災害時です。シャッターを閉めた状態で地震や火事に遭遇した場合、シャッターは電動なので、停電してしまうとシャッターが開かず逃げ遅れてしまうことになります。
筆者の家でも、何かあった場合の出口は確保しています。
シャッターのオプションでは非常解放装置付きがありました。
故障時に不安がある場合は、非常時オプションをつけることをおすすめします。
また、小さな子どもがいる場合、
- シャッターの下にいないようにする
- ブラインドが閉まる時に手を出さないようにする
等の注意が必要です。
一応、障害物があれば止まるようにはなっていますが、普段から注意した方がよいですね。
故障やメンテナンスは?
電動シャッターなので故障もありえます。
筆者の家では、シャッターを閉じる時に途中で止まってしまい、閉まりきらなくなることが数回ありました。
この現象が起きるのは、歯車やチェーンの部分に油が少なくなっていたり錆びが出た時か、冬場で凍てつくような寒さの時です。
歯車やチェーンの部分に油が少なくなっている時は、油を差すか錆とり塗るだけで、すぐに使えるようになります。
寒さが原因の場合は、しばらく経つと元のように動くようになります。
本来は定期的に潤滑油を差す必要があるかもしれませんが、ほとんどノーメンテナンスです。
10年間、最低1日1回は開閉していますが、特に故障らしい故障はしていず、現在のところ修理は皆無です。
最後に
慎重に選んだつもりでも、後から「この機能要らないよね?」と気付く経験は付き物ですが、このシャッターに限っては全く「なし」でした。
現在のシャッターが使えなくなったら、次回も迷わずにブラインド機能付きを買う、と断言します。
家を新築する時やリフォームする時、決めるべきものがたくさんあるので選ぶのも一苦労ですが、悔いのない選択の一助となれば幸いです。